先の電話取材の場合、一番難しいのは一般の人で、有名人の先生が一番簡単だと言ったが、アポイントメント(以下アポ)を取るとなると著名な先生方が一番難しい(取材の目的にもよるが)。
雑誌や週刊誌などの仕事で先生のアポを取る場合、まず、時間の調整が難しい。
締切り時間内にどうしても「間に合わないような」ケースが多々ある。
「締切りは9日でしょう。それまでにはどうしても時間が取れそうにありません」と秘書が申し訳なさそうに答える。
「ああ、そうですか。じゃあ、また」で引き下がっていてはwebライティング・代筆屋は失格だ。
「間に合わないような」ものを「間に合わせる」のがwebライティング・代筆屋の仕事だから。
「そこをなんとか」と粘って、有名人の時間を盗み取らなければならない。
「講演の終わった後10分でもよろしいのですが」、「ご迷惑かもしれませんが、空港へのタクシーの中ではどうでしょうか」、「ご指定の場所ならどこでも飛んでいきます」などと、粘りに粘ることが重要だ。
絶対に無理というケースも当然あるけれど、ここまで粘られると先生も悪い気はしない。
で、「それなら10分ですよ」と時間をいただくことになる。
先生に取材したら、掲載誌を送るのは当然だが、盆、暮れのおハガキも出しておこう。
先生はもちろん、秘書にも出すこと。
webライティング・代筆屋にとって、有名人の先生を取材したというのは、一種の実績だ。
何回か会って「おう、○○君か」などと顔を覚えられれば、それは"人脈資産"といえるだろう。
こうした資産を蓄積していくことが重要である。
そして、「彼は○○先生に強い」といったことが編集者にわかると、新しくその先生がらみの仕事も発生してくる。
いずれにしろ、どんな状況でも狙った相手のアポ取りができるようになると、webライティング・代筆屋としては一人前といえるだろう。
だいたい、これができるようになるまで、心がけのいい人で3年はかかる。
